にじげん守口
コーヒーと時間、そのあいだ【えんがわ みちこ】
先日、私が通うにじげん守口にて、コーヒーイベントが開催された。
※詳しくはこちらのブログを参照【コーヒーイベント開催☕🎶 – にじげん|就労継続支援B型事業所】
その際に飲んだコーヒーがおいしかったため……
というと表面的に聞こえるが、実際は素人の私たちが淹れたコーヒーでもこれだけのコクを感じられるということは、プロが淹れるものはどれだけおいしいのか、ということが気になったのである。
それであるから後日、私は大東市にあるお店に向かった。
その名も「珈琲焙煎研究所」
JR学研都市線の住道駅から徒歩5分程度の距離にあるその店は、住宅地に紛れてひっそりと建っていた。
(私はグーグルマップを見ていながらも一度通り過ぎてしまった。)
ここ、珈琲焙煎研究所はコーヒーを求めて世界各国を旅する川久保彬雅さんが経営しているコーヒー豆を販売するお店である。
川久保さんは残念ながらいなかったものの、若い女性の店員さんが快く出迎えてくれた。
その日までに焙煎されていた豆は計4種類、私と友人は結局すべての豆を試飲させてもらった。
挽かれたコーヒー豆にお湯を注ぐ際、中に含まれていた空気が浮上し、表面がこんもりと膨らんでくる。
生きてるんだ。そう感じた。
試飲は無料とのことで、少しばかりの量なのかなと思っていると、コーヒーカップに各1杯分、しっかりと時間をかけて淹れてくれた。
今回、4種類ひとつひとつを味わって素人の私たちでもわかったことは、2つ。
①(当たり前だけど)コーヒー豆の味と香りの違い。
あるものは香ばしく、あるものは奥行きがあり、あるものはその国の景色が見えるようなそんな味わいがあった。
② 温度によって味が変わってくる。
淹れたて熱々の状態で飲むコーヒーと完全に冷めた状態で飲むそれとでは全くの別物であるように感じた。
特に、温度が低くなるにつれて酸味が顕著になるようだった。
これには本当にびっくりした。
喫茶店でホットコーヒーを頼んでも、なかなか冷め切るまで残っているということは少ない。
熱いコーヒーは熱いうちに飲み切らねばという暗黙の了解のような不文律が私のなかにはあった。
そのような違いをゆっくりと時間をかけて味わう。
こんなにもコーヒー豆に神経を集中させたのは初めての経験だった
川久保さんのいう「コーヒーと対話する」ことの意味がわかったような気がした。
結局、私たちは2種類の豆をおうちに迎えることにした。
・ミャンマーのブルーマウンテン農園
・インドネシアのマンデリン
コーヒーを淹れるのには時間がかかる。
ゆっくり時間をかけてこそ味わい深いコーヒーという飲み物が生まれ、ゆっくりと時間をかけてこそコーヒーの奥行きの広さを味わえる。
時間に追われる現代の人々にこそ、コーヒーを楽しむ時間が必要であってほしい。
やらなければいけないこととやりたいことの狭間で、心に余裕を持たせる時間を敢えて作ってみたい。
そんなことを考えた一日だった。